厭世日記

不思議だったあの、精神科閉鎖病棟についてなんちゃって

2015-07-20から1日間の記事一覧

一言目

最初に話しかけてくれたのはスミダくんだった。おそらく私より少しだけ若いだろう外見と、人の良さが滲む好青年だった。遠慮がちに、「あのう、今日入った方ですか?」と優しい口調で聞いてくれた。私はそれが、関係者以外との初めての会話だった。簡単な自…