厭世日記

不思議だったあの、精神科閉鎖病棟についてなんちゃって

昨日もまた早く寝てしまった。 おかげで四時におきてしまい、借りたままの消失!を読んでいます。 今日会社だと気が重いし、ちょっとだけ早く行って仕事するつもりです。 なくなったと思ったタバコセットは何故かお風呂にありました。 昨日はらりっていたの…

12/5

日本で公開うつくしい=インフェルノ 朝かららりってて、そのとき電話きちゃったなら仕方ないだろう。 ごめんなさい。 今日は動悸がします、過食気味、眠気、緊張で体がトロトロです。 甘く見ていた、一個動いたらもう疲れてしまい、動けない。 特にハッキリ…

ヤマウチのおばちゃんからの電話

以前にお書いた「ヤマウチのおばちゃん」、久しぶりに電話がかかってきた。 彼女はさみしかったり、なにかあったときに連絡をくれる、今回もなにかあったみたいだった(けど、不明瞭なのでなにがあったのかは聞き取れなかった) 入院時からずっと「あなたは…

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東京に越してきてから一年が経ちました。 自殺未遂をして、医療保護入院を経て退院したあの時期から一年です。 あの頃はフラッシュバックがひどく、お金や将来が不安で仕方なくて地獄でした。ベッドから起き上がれないことに焦り、昼間部屋にいることに罪悪…

ゆうこさん

ゆうこさんは気を遣いすぎる人だ。何を口にするにもまず相手のことを考える。傷つかないか、嫌な思いをさせないか、させたらどうしよう、ああどうしよう。会話の最初にまず「嫌な思いをさせたらごめんね、」と言って話し始める。内容はごく普通のことだった…

四人掛けテーブルと支援制度について

ゆうこさんという女性がいた。 彼女は40歳ほどのおだやかな女性で、一目見て優しいとわかる人だった。ショートカットの髪と、低めの身長だったので、なおさらそう見えた。その隣に座っているのが、さなえちゃんだ。身長は私と同じくらい、32歳、167センチほ…

ヤマウチのおばちゃん

ヤマウチのおばちゃんという人がいる。朝はホールで何かを宣言し続ける変わった人だが、とてもいい人だ。患者も皆おばちゃんが好きだった。よく院内のコンビニでペットボトルをたくさん買ってくる。ペンギンのようにヒョコヒョコ歩く姿がとてもかわいらしい…

ホールの日常と、友達

開放ホールは平和だった。皆ゆっくりそれぞれの時間を過ごし、それぞれの問題と向き合っていた。右の机には、和やかにおしゃべりをする拒食症の女性達。その向こうの机にはTVをぼうっと見つめる、点滴をつけた髭面の男性。透き通った色白の肌と長い黒髪が印…

一言目

最初に話しかけてくれたのはスミダくんだった。おそらく私より少しだけ若いだろう外見と、人の良さが滲む好青年だった。遠慮がちに、「あのう、今日入った方ですか?」と優しい口調で聞いてくれた。私はそれが、関係者以外との初めての会話だった。簡単な自…

開放ホールへの第一歩

次の日、私は閉鎖病棟開放ホールに出してもらうことができた。一言、「出たいです」というだけで出してもらえた。あれだけ苦しくて重い部屋から、一言頼めば出してもらえるようになったということだ。これは大きな進歩だった。看護師さんが鍵を開けてくれた…

担当医との面談

担当医は、その後しばらくしてから来た。あなたのお父さんと面談しておりました、遅くなって申し訳ない、と私に軽く頭を下げた。私はそのころになると涙も止まっており、ただぼうっと無表情で絶望しているのみだった。時間は把握できなかったが、夜であった…

父親との面会

まずは父親が面会に来た。両親とは当時縁を切っていたが、父親は会いに来てくれた。「調子はどうだ」と私を気遣った。私は「気が狂いそうだ」と応えた。その一言により堰を切ったように私は泣き出し、「ここから出してくれ」と訴えた。これ以上ここにいたら…

月曜日の朝

混乱し、後悔し、惨めさを噛み締めた日曜日がやっと終わった。月曜日が来たのだ。今日は担当医もやってくる、少しは話を聞いてもらえるし、時間に動きがある。父親も面会に来るらしい。私はそれだけで嬉しかった。昨日と同じく食事が床に置かれ、私はそれを…

次の日の昼と夜

時計を持っていなかった。いつもは、元彼氏にもらった腕時計をしていたが、その日はフラれたために外してから自殺に及んだのだ。そのため、隔離病室では現在どれだけの時間を過ごしたか把握できなかった。ぼうっという風の音がずっと聞こえていた。私は膝を…

次の日

朝6時に起床の放送が入った。6月14日の日曜日になっていた。起きて数分はぼうっとしていたが、やがて前日の事が滲むように思い出された。そうだ、私は自殺未遂をしてこの精神科の閉鎖病棟、隔離病室に入れられたのだ。敷いてあるマットを見て、改めて惨めな…

その日の夜

精神科の閉鎖病棟は、本当に辛かった。窓はなく、あらゆる角がなくされ、ベッドさえないただの部屋に布団代わりのマットが一組敷かれているだけだった。トイレのドアさえなく、空間続きで便器があり、流すためには看護師を呼ばなければならなかった。牢屋と…

その日

6/13 土曜日 13:30自殺未遂をした。14歳の頃から憧れていた自殺、その日は「一緒に生きようね」と約束していた彼氏にフラれた日だった。彼に「嫌いになった」と言われた瞬間、私が思ったことは、「これでやっと死ねる!」だった。その時期は今思い返してみる…